漫画「銭ゲバ」を読んで
皆様お疲れ様です。
今日は、読んだ漫画についてです。
「銭ゲバ」ジョージ秋山さんの作品
を読みました。
kindle unlimitedの候補に入っていたので読みました。
主人公が、幼小時にお金がないことで大変苦労する。周囲からは、厄介がられており、
病床に伏せる母親に薬を買うお金がないことで、なくしてしまう。
主人公は、銭がないことが不幸の源泉であり、銭があることが幸福であると信仰してしまい、
青年期から大人になっていく過程が描かれていくという内容です。
読んでよかったです。タイトルの通り銭と幸福について考えるヒントになるかと思いました。
主人公が純粋に銭を盲信してしまうために、法や人との関係、道徳よりも優先させた結果
どうなるのか、一つの形が描かれていると思います。
ネタばれしない程度ですが、
作品の後半で主人公が「幸福について」というテーマで某新聞社から文章を書くことを依頼されます。
そのシーンが印象的です。
本当は、主人公はどう生きたかったのか、現在幸せであるのか、
見つめなおす機会となっています。
背景を原稿用紙にして、その人間関係が描かれていきます。
人って悲しいな・・・と思わざるを得ません。
なぜか日本昔話の「とうせんぼう」を思い出しました。
にているかもしれません。
私の歯切れが悪いのですが、
いい作品だと思いました。
衝撃的な作品だと思います。
このジョージ秋山さんの本で「アシュラ」というのもあります。
こちらは途中までしかよんでいませんが、「銭ゲバ」以上に衝撃的です。
昭和の才能にびっくりしました。気持ち悪くなる人がいるかもしれませんが、ぜひ興味を持たれた方は読んでみてください。